個人投資家は「小型株」で儲けなさい(第2章 小型株で儲けるためのコツ)

小山 哲 (著) 1999年8月


○ 有望株の安値は集中して買え!
 株式投資では、多くの銘柄を何の脈絡もなく買っていくのは好ましいことではありません。「これだ!」という銘柄は、自信を持って、しかも安値で何回も買って「玉集め」をしていくのがうまい投資法です。そして後は、機の熟すの待つだけです。株式投資では、この「待つ」ということがどこまでできるのかが大切です。儲かるかどうかは、その辛抱がいつまでできるかにかかっています。材料があり、株価が上昇してもおかしくない銘柄では、絶対ということはないにしても、全体の動きの中で買われてくる可能性が極めて強いわけです。
(第2章 小型株で儲けるためのコツ)

○ 底値で買った銘柄は天井を確認して売る
 多くの個人投資家は、株価がある程度上がると、「そのうち下がるのではないか」という恐怖感が先に立ち、小幅な値上がりで売ってしまう傾向があります。この原因は、その銘柄に対するさしたる確認もなく買い求めた結果、「ここまでは上がる」という自信がないために、「そろそろ下がるのでは・・・」というような考えが頭をもたげ、「損をしないようにしたい」という気持ちで売ってしまうのです。
 上昇途中で飛び乗ったのなら素早く売ることも必要ですが、底値で買った株は天井を確認して売るのが賢い売り方です。
(第2章 小型株で儲けるためのコツ)

○ 利益が出たら割安銘柄の株数を増やせ!
 個人投資家の多くは、損したり得したりの繰り返しです。それも「儲けは小さく、損は多く」が定型的なパターンです。これでは、トータルでは大きなマイナスになってしまいます。多くの個人投資家がこのような形で損をしています。
 そこで利益が出たときには、その時点で割安な銘柄を仕込むのです。株式投資で大儲けする方法はこれしかありません。この方法なら資産は雪だるま式に増えます。買える銘柄がないのに、「他の銘柄で少しでもいいから利益を出そう」などと考えないで、全体が調整局面になって、買える水準まで株価が下落してくるのを待つことです。
(第2章 小型株で儲けるためのコツ)

○ 株数が増えれば増えるほど加速度的に資産は増える!
 あなたが、仮に1000株だけの売買をしたとします。そこで二倍の資産増加に成功したときは、次の機会にはさらに二倍になる銘柄の選定のために全神経を注がなければなりません。そうしないと資産は増えません。
 株で資産を増やすには、「儲けたら原点に戻る」ということを徹底して実践することです。常に次の段階では、「一から始める」という考え方で、新たに有望銘柄を探します。さまざまな情報や会社の経営内容などを調べ、今後のシュミレーションをします。その上で、今度は倍の株数を買うのです。それでじっくり待って利益をとるのです。
(第2章 小型株で儲けるためのコツ)

○ 小型株での売買では、「指値注文」せよ
 株式投資の世界は、だまし合いみたいなところがあります。小型株では、買いが少なく売りも少ないときには、その銘柄を仕込むときに、たとえば時価が500円の銘柄でも、450円とか、430円の指値で買いを出している人がいます。
 そこへ「早く売りたい」と考えている投資家が、成り行きでの売りを出しますと、「500円付近で売れると考えていたら、450円、430円の指値買いにはまってしまった」というような事態が起きます。また買いでも、成り行き注文ですと、とんでもない高値で買ってしまうことがあります。
(第2章 小型株で儲けるためのコツ)

○ 7~8合目の株価の銘柄は買うな!
 個人投資家が好む銘柄の中で、一番買いやすいのは、現実に毎年高値をつけ、買った後でも株価が上昇傾向にあるものです。証券営業マンもこのような銘柄が売りやすいので、好んで勧めてきます。
 ところが、こういう銘柄はまさに人気銘柄で、出来高も目覚ましく増えてきています。しかし株価の水準としては、7~8合目まで来ているものが多いのです。経験の浅い個人投資家は、こういう銘柄に手を出してもまず失敗します。
(第2章 小型株で儲けるためのコツ)









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