個人投資家は「小型株」で儲けなさい(第3章 仕立の動きを知れば小型株はおもしろい)

小山 哲 (著) 1999年8月


○ 仕手株と仕立本尊
 「仕手株」といういのは、ある資金を持ったグループが意図的に株価を操作して、その差益を稼ぐ対象にしている銘柄のことを言います。
 仕手筋は、優良企業ではなく、むしろ賛否両論があるような銘柄を不人気の時に買い集めます。それは一気にではなく、静かに少しずつ、市場のうわさになりにくいような単位で、ある程度の期間をかけて買い集めます。
(第3章 仕手の動きを知れば小型株はおもしろい)

○ 仕手集団の構図とは
 仕手株を操る「仕手集団」には、大小さまざまなグループがあります。背後に政治家や実業家、さらには金融機関、裏金、宗教団体のお金など幅広い資金を集めるグループもあれば、単独で自らの資金をつぎ込んで仕手戦に挑むグループ、または「投資顧問会社」などを使って、お客の資金を特定の銘柄に集中させ、上得意のお客の利益を確保させるなど、そのやり方は千差万別です。
(第3章 仕立の動きを知れば小型株はおもしろい)

○ 仕手筋の儲け手口はこうだ!
 安値で仕込んだ仕手筋は、株価が上がる過程で売り逃げに成功しなければ元も子もありません。利幅を取って売り逃げるのが目標です。
 もし意に反して株価が上がりすぎた時には、「冷やし玉」などいわれる「意図的な売り」を出して、株価の急騰を防ぎます。このような方法で、差益取りのチャンスを逃さないようにしながら株価をつり上げていくのです。
 ただ、仕手筋といえども売り逃げに失敗するときもあります。
(第3章 仕立の動きを知れば小型株はおもしろい)

○ 仕手株の「ちょうちん買い」には注意!
 株価が思わぬ値上がりをしてきますと、「まだまだ上がるぞ。よっしゃ、この銘柄で儲けよう」という投資家(法人も個人投資家も)が出てくるわけです。もちろん仕手株に限らず、あらゆる銘柄に出てくるわけですが、問題は、仕手節はその「ちょうちん買い」を意図的に誘っているということです。
 そういう銘柄に乗るのは(ちょうちん買いしても)、個人投資家としてはリスクが大きすぎます。特に初心者は避けた方が賢明でしょう。
(第3章 仕立の動きを知れば小型株はおもしろい)









← 第2章                                                       第4章 →
トップページ