個人投資家は「小型株」で儲けなさい(第4章 新規公開株はここに目をつけよ)

小山 哲 (著) 1999年8月


○ 新規公開株は果たして儲かるのか?
 初値は、上場を支援する証券会社の力にもよります。有力な証券会社が幹事になると高めの値がつくようです。ここに挙げた「ゼリア新薬工業」の上場では、比較的高値で初値がついたものの、その後は一度も上がることなく急落しました。ついには底値のシグナルである「下ヒゲ」が出るまでになり、ここから株価は反転上昇しています。
 これはあくまでも結果論ですが、初値から急速に下がっている過程では、この銘柄の買いはありません。なぜならば、いかなる材料があろうとも市場の評価が下がったままだからです。そこで正当な評価の株価水準になるまで待ち、そこではじめて買う意味が出てくるのです。
(第4章 新規公開株はここに目をつけよ)

○ 業績の割に初値が低いときは狙い目
 新規上場会社は収益力が極めて高く、伸び盛りの会社がほとんどです。しかし、上場時の株価はその割には低いという会社もあります。つまり、その会社の評価が消化不足で正当な評価がなされていない場合です。
 このような銘柄は、上場後の株価が大きく下がることはなく、じりじりと株価を上げていきます。業績が良いので売りが少なく、買いがじわじわと増えてくるのです。買いを入れておくと、その後で株価が大きく上がる可能性大です。
(第4章 新規公開株はここに目をつけよ)

○ 「上ヒゲ」で始まれば「下ヒゲ」まで待て
 株式の上場で、はじめから「上ヒゲ(長め)」が出た場合は、最初から株価が高すぎて買えないという意味のシグナルです。チャートでそのような形が出れば、必ず株価は下がってきます。売りの勢力が圧倒的に勝っているのです。
 そのうちに、今度は株価が下がりすぎたシグナルとして「下ヒゲ」のローソク足が出ます。このときがその銘柄を買う絶好のタイミングです。ここでまとまった買いを入れておけば、必ず後から上げの過程で利益を確保することができます。そのタイミグを的確に捉えることが大切です。
(第4章 新規公開株はここに目をつけよ)









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