個人投資家は「小型株」で儲けなさい(第7章 キャッシュフローから見た株の動き)

小山 哲 (著) 1999年8月


○ 「キャッシュフロー」とはいったい何か
 2000年以降の企業の決算方式は、日本も従来の単独決算から連結決算という国際基準に変わりました。それとともに重要視されてきたのが、「キャッシュフロー(CF)」での決算です。簡単に言えば、見かけの利益ではなく、実際に動いている現金の流れを重視する方式です。キャッシュフローでの決算になれば、従来の損益計算書とかバランスシートのように、「帳簿上は儲かっているが資金の流れがわからない」ということはなくなります。個人投資家がそれをどれだけ読み切れるかどうかは別として、少なくとも、今までよりは会社の資金の流れがつかみやすくなります。つまり、経営の実態がガラス張りになるのです。
 この決算方式では、回収の見込みのない売掛金や貸付金、さらには、さっぱり売れない店頭在庫などは除かれるので、見かけの黒字は計上できません。
(第7章 キャッシュフローから見た株価の動き)

○ 「CF」でもやはり変化率が株価に影響する
 何度も述べていますように、株価というものは企業の業績に連動しています。さらに「赤字」とか「減益」という悪い数字から、「黒字変換」「増益」というような決算数字の変化に敏感に反応します。
 その差が大きいほど、つまり業績の変化が激しいほど株価は大きく動きます。変化率が大きくプラスになれば株価は急上昇し、変化率が大きマイナスになれば急降下するというのが、株価の動きというものです。
(第7章 キャッシュフローから見た株価の動き)









← 第6章                                                       第8章 →
トップページ