個人投資家は「小型株」で儲けなさい(第8章 小型株の買いのタイミングを見つけるチャート)

小山 哲 (著) 1999年8月


○ 下値に出た「下ヒゲ」は上昇を暗示
 小型株の株価の変動には極めて激しいものがあります。わずかなシグナルでも見逃さないことです。特に、株価の「天井・底」をしっかりと確かめながら売買をすることが、株で儲けるには一番大切なことです。
 その意味では、株価の底値を最も明確に知らせてくれるのは、底値圏に出た「下ヒゲ」なのです。これは「売り圧力の終わり」を示していると同時に、「これ以上の下値には買いが待っている」ということを示しています。
(第8章 小型株の買いのタイミングを見つけるチャート)

○ 下値に出た「長い陽線」は買い
 株価が下値圏にあるということは、売る人はほとんど売ってしまっていて、株価の上下動のブレが小さくなっている状況にあります。これを「株価が枯れている」と言いますが、そんなときに少し多くの買いが入ってきますと株価は急に上がります。
 特に小型銘柄を手がける人は、このような絶好の買いチャンスを見逃さないようにしないと買いのタイミングを逃してしまいます。下値に出た長い陽線は間違いなく買いです。積極的に仕込んでください。
(第8章 小型株の買いのタイミングを見つけるチャート)

○ 底値圏で小陰線が出たら株価は上昇する
 株価が長い間下降線を辿ると、売り・買いともに細ってきて、株価の動きの幅が次第に小さくなってきます。これは明らかに「売りの終わり」を告げています。わずかな買いが入ってきただけで株価は上昇します。すなわち大きく出来高が増えなくても、株価は自然と上がっていきます。
 このような状態は、「ちょっと火がつけば燃え上がる」という株価の需給関係になっていきますから、必ず誰かが仕掛けてきます。すなわち買いを入れて株価の動きを見るのです。それで上がるようであれば、静かに仕込んで持ち株数を増やします。セミプロといわれる投資家は、この手法をよく使います。
(第8章 小型株の買いのタイミングを見つけるチャート)

○ ダブル底のシグナルは買いの暗示
 大ざっぱな言い方かもしれませんが、株の世界では「ダブルボトム(2度底をつける)」とか「トリプルボトム(3度底をつける)」というように、何回か底値まで売り叩かれながらも、売りと買いのせめぎ合いで、結果的には底をついた株価が立ち上がる(回復する)ケースが非常に多くみられます。
 通常は、底値を2回繰り返せば底値は脱したということで、その後、株価は上がり始めるのが普通です。このような下値確認のシグナルが、「ダブルボトム」とか「W字底」と呼ばれるものです。これで下値の確認ができるのです。ただし、さらにもう1回、すなわち3度底値をつける形もあります。これはさらに強固な下値の確認ができたことになります。
(第8章 小型株の買いのタイミングを見つけるチャート)









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