テンバガーを探せ! 10倍儲かる低位株投資術(第6章 売買タイミングの見極め方)

鮎川 健 (著) 2009年2月27日


○ 買いは「自力」、売りは「他力」のスタンスで
 ご承知の通り、株式投資は「買値より高く売れたら勝ち」、非常に単純かつ明快なルールにより進められています。
 まず「売り」ですが、アナタが億単位の資金を運用し、一相場を創造できるような超大口投資家でない限り、株価が上昇し売却を行って利益確定をするためには、「他人の買い=他力」に自信の売りを委ねなければなりません。儲かったのはオレの実力、といった過信を決してしてはいけません。常に、
 株式投資は他人に儲けさせてもらっている
 ことを肝に免じて下さい。
 ところが、「買い」は違います。
 実力がモノをいうのです。
 なにせ、雑誌が推奨すらしない、周囲が気づいていない低位株を自力で発掘するのです。コレができていない大半の投資家さんは買いまでも他力に委ね、結果損ばかりしてしまい勝てないのです。
 具体的には、既に出来高が急増し株価も大きく上昇し、株価上昇ランキングに顔を出してしまったような銘柄にばかり飛び乗り、そのまま墜落してしまう、すなわち、
 一番参加者が多いタイミング=一番損をするタイミング
 ということです。
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 株式市場において、果敢に動いている銘柄ばかりに目を向けていては、継続的な収益を上げることはできません。むしろ、「動いている=終わっている」くらいに捉えるべきです。そして、まだ動いていない隠れた銘柄を常に追い求めるべきなのです。業績の芳しくない低位株を高値で掴んだ日には、目も当てられません。
 低位株は、より安値で仕込んでこそナンボの世界です。
(第6章 売買タイミングの見極め方)

○ チャートで「冬眠中の銘柄」を見極める
 低位株投資の極意は
 いかに安値で仕込むか
 コレが命です。
 とにかく「1円でも安く」をモットーにし、当面コレ以上は下がらないといった底値圏にいる状況であるか否かをチャートで見極めてから、仕込みを行います。
(第6章 売買タイミングの見極め方)

○ 仕込んだら最低3カ月は保有する覚悟で
 株式投資においても、やはり「短期は損気」といえます。まして、サラリーマン投資家は根本的に短期投資が困難な環境に身を置いているのです。
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 保有中の銘柄を損切ってでも、買わずにはいられない、宝石のような銘柄を発見したというならイザ知らず、そうでないのであれば、黙って保有していることをオススメします。
 銘柄がいつ動き出すのかは、投資の神のみぞ知るところです。アナタが神でないことが事実明白な以上は、その手に委ねるしか方法はありません。
(第6章 売買タイミングの見極め方)

○ 「損切り」するなら「ナンピン」してほしい
 この、「損切り」を余儀なくされる原因は唯一、「近い将来、株価が買値を上回る可能性が少なくなった」場合です。
 では、なぜ「株価が買値を上回る可能性が少ない」状況に陥るのか? 理由は簡単、
 買値が企業価値に対して高すぎた
 からです。
 その点「株価爆発低位株」投資には、買値に「低PBRであり割安」という根拠が存在します。
 しかし、そういった根拠があったとしても株価が買値より値下がりするというのは、やはり精神衛生上好ましくありません。それでもどっしりどっかりと構えてください。目先の株価は、企業価値とは関係なく、買い手と売り手の「単なる需給関係のブレ」で変動するものなのです。ですので、やたらむやみに動揺する必要はありません。
(第6章 売買タイミングの見極め方)

○ 下値支持線が底抜けしたら、損切りも一考せよ
 株価を下げ止まらせている「下値支持線」の底が抜けてしまったらどうしましょう・・・。
 低位株という不安材料を抱えた銘柄の下値支持線が崩壊してしまったら、並の神経の投資家ならば、「なんかったのか?」「コリャまずい!」「もうアカンのか・・・」といったマイナス思考が頭の中で増幅され、投げ売りによるさらなる下落を引き起こす可能性があります。
 しかし、私だったら、その銘柄自体に悪材料が発生していないのであれば、基本的に保有、若しくはナンピンといったスタンスなのですが、投資金額も少額でナンピンの余裕もなく、含み損を抱えたまま過ごすのは心理的にチト辛い・・・こういった経験の浅い個人投資家さんの場合、思い切って損切りしてしまうのも一つの方策です。
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 中長期投資家において仕込んだ直後から株価が買値を決して下回らない、なんてケースはまず考えられません。そんな真の大底で拾うことのできる方は神です。私なんて、仕込んでから数か月間含み損状態、なんてザラに経験しています。
(第6章 売買タイミングの見極め方)

○ 株価が上昇する理由は何でもよい
 ・見直し買い
 ・好材料出現
 ・仕立化
 と、上昇るパターンを述べましたが、ぶっちゃけて言えば未来なんて誰も予想不可能であり、株価が上昇する理由なんて後付け理論です。
 だから何でもいいのです。とにかく割安な銘柄を仕込み、じっと待ち、買値より1円でも高く売る。それで株式投資は勝ちなのです。
 尚、材料発生にせよ、仕立化にせよ、爆発し一旦手放した銘柄への未練は、一度断ち切るべきです。仮に、その先株価がさらに上を目指そうが、関わらないほうがご自身のためです。
 「この銘柄で儲かった」という事実から、「この銘柄なら勝てる」と変な過信を抱き、自惚れてしまいがちですが、私の経験上、二匹目のドジョウ狙いで成功したケースはほとんどありません。
 前述のとおり、株価が高値圏であればそれだけ「隙あらば売りたい」輩で溢れかえり、一瞬のチャンスを皆、虎視眈々と狙っています。それにより、形勢が売りに転換してしまったら、一瞬で上昇チャートは崩壊します。
 どうしても、その銘柄が魅力的で再度購入したい場合は、出来高が以前の水準に戻って、できれば前回の買値付近まで下落してから、再度仕込むよう心がけてください。
(第6章 売買タイミングの見極め方)









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