個人投資家のための「小型株」で賢く儲ける方法(プロローグ 小型株はなぜ魅力的なのか)

小山 哲 (著) 2003年11月

  目 次
 プロローグ 小型株はなぜ魅力的なのか
  ○ 短期勝負できるスピード感がある
  ○ 仕立株になりやすい要素がふんだんにある
  ○ 材料の強弱対立で値動きが荒い
  ○ 小型の銘柄にはチャート破りの動きがある
  ○ 業績変化株は必ず人気化する
  ○ 店頭銘柄は動き出すと速い
 第1章 小型株はなぜ儲かるのか
  1.小型株はいつでも動いている 
  2.出来高に敏感に反応する
  3.動き出すと値幅が大きい
  4.小型株は銀行の持ち合い解消売りなどが少ない
  5.外人が好きな「ジャスダック」はおもしろい!
  6.全体相場が下降しても上がる銘柄が数多くある
  7.仕立筋が動かしやすい
  8.一つの材料でストップ高もある
  9.小型株の動きは業績に正直である
  10.相場閉鎖時には人気が集まる
 第2章 小型株投資で勝率を高める12の基本
  1.上昇トレンド銘柄を買う
  2.上昇トレンドでの買いは押し目に徹する
  3.一度に買わないで分けて買う
  4. 吹き値ではとりあえず利益確定
  5. 売りも一度でなく分けて売る
  6. 出来高増加の初期に仕込む
  7. 好材料発表は高値つかみに注意せよ
  8. 業績の変化率をねらう
  9. 常に連想の力を働かせる
  10.底値を買って待つことも大切
  11.業績が悪くても人気の銘柄は買う
  12.信用売買の厚みに注意せよ
 第3章 小型株を手がけるときの注意点はこれだ
  1.日足のチャートをしっかり見る
  2.好材料が一つでもあれば流れに乗る
  3.常にテーマ性を考えよ
  4.業績の上方修正を素早くキャッチせよ
  5.「PER」の割安銘柄を買う
  6.「PBR」の割安銘柄を買う
  7.出来高の少ない銘柄は「指値注文」で
  8.出来高が増えたら「成り行き注文」で
  9.高値の魅力に惑わされて買わない
  10.見込み違いは素早く逃げよ!
 第4章 小型株に多い仕立系株の見分け方
  1.常連の銘柄を知っておこう
  2.インターネット掲示板が賑やかになる
  3.仕立筋から「株価目標」が発表される
  4.「○○節が手がける」という噂が広がる
  5.全体調整の局面で動き出すことが多い
  6.成功すると次から次に仕立株は動き出す
  7.本物の仕立株はどれか?
  8.情報開示は株価の急騰後に始まる
  9.高値からの下落局面でも宣伝が続く
 第5章 仕立筋の内情を知っておこう
  1.仕立筋の運命は会員数が握っている
  2.投資顧問の会員獲得の奥の手とは?
  3.投資顧問が大事にする客、しない客
  4.他力本願の投資家ほど扱いやすいものはない
  5.レポートに潜む落とし穴とは?
  6.仕立本尊は初期段階での情報公開はしない
  7.ババ専門の「解体屋」の仕事とは?
  8.銀行が上客というのは本当か?
  9.掲示板やアンケートは投資顧客の見込み客リスト!?
  10.ある会員の「苦しみ・・・」
 第6章 小型株の新規公開株をねらえ!
  1.新規公開株はタイミングが肝心
  2.業績に比べて初値が割安であれば買いだ
  3.極端な株価の動きは様子見が賢明だ
  4.「持ち合い」から始まる銘柄はその後の動向に注意を
  5.「下ヒゲ」から始まる公開株は買い有利
  6.「上ヒゲ」で始まれば下ヒゲまで待つのが得策
  7.「コマ」から始まる株価は慎重を期せ
 第7章 チャートで見る小型株の買いシグナル
  1.「V字底」からの反発なら買い!
  2.「ダブル底」から反発すれば買い!
  3.「長期の持ち合い」から反発すれば買い!
  4.「初期の窓あけ」の急騰なら飛び乗れ!
  5.「下ヒゲ」をつけての上昇なら即買い!
  6.「ゴールデンクロス」からの反発は買い!
 第8章 チャートで見る小型株の売りシグナル
  1.乖離拡大後に大陰線が出たらすぐ売れ!
  2.「上ヒゲ」をつけての下落ならすぐ売れ!
  3.「ダブル天井後の下落」ではすぐ売れ!
  4.株価が移動平均線を鋭角に下回れば売り急げ!
  5.「上値からの窓あけ下落」では即刻売り!
  6.「デッドクロス」が出そうなら急いで売れ!
 第9章 小型株をさらにうまく売買するために
  1.トレンドラインを活かして株価を読む
  2.支持線と抵抗線の読み方
  3.三角持ち合いからの株価の方向を見極める
  4.寄引同事線が出たあとの動きに注目!
  5. 週足で活用できる「ストキャスティクス」の活用法
 エピローグ 500万円を100億円にした小型株作成
  ○ 投資対象銘柄は二部株か一部半株に絞る
  ○ 投資する会社は自分の目で確かめる
  ○ もっとも重視するのは経常利益
  ○ 将来の好業績銘柄にターゲットを絞る
  ○ ROE(株主資本利益率)を見る
  ○ トップの考え方を知る
  ○ 毎日の株価の足は自分で描く
  ○ 「デイトレード」はやらない
  ○ 証券マンは情報源としてだけ活用する

 「プロローグ 小型株はなぜ魅力的なのか」では、小型株投資のメリットやその特徴などについて紹介されている。例えば、小型株は仕立化しやすいことや東証一部のようにアメリカの株価の動きに左右されることは少ないため、東証一部の銘柄が下がっていても個別性による変動のほうが高いことなどについて紹介されている。

 「第1章 小型株はなぜ儲かるのか」では、小型株の特徴などについて紹介されている。例えば、資金が少ない個人投資家でも大きなチャンスがあることや大型株のように保ち合い解消売りで株価が押さえられることが少ないこと、大企業では大したことのないニュースでも株価が急騰しやすいことなどについて紹介されている。

 「第2章 小型株投資で勝率を高める12の基本」では、投資を行う上での心構えなどについて紹介されている。例えば、日頃から経済や産業の流れを知っておくことやチャンスを待つだけの執念も必要であること、業績が良くなる前から待ち伏せをすることが大切であることなどについて挙げている。

 「第3章 小型株を手がけるときの注意点はこれだ」では、株を買うポイントや高値で買わないために役立つ指標などについて紹介されている。例えば、業績の上方修正は会社発表や日経新聞からの情報収集では遅いため、自分の立場を利用したり、店先などから活気があるかないかを確認することで情報を先取りすることを挙げている。

 「第4章 小型株に多い仕立系株の見分け方」では、仕立株の特徴などについて紹介されている。例えば、仕立化される株は仕立筋の会員によって株価目標が発表されることやインターネットの掲示板などに記載されること、全体の株価が調整局面のタイミングで仕掛けてくることなどについて挙げている。

 「第5章 仕立筋の内情を知っておこう」では、仕立筋の実態などについて紹介されている。例えば、仕立筋の収入源は銀行や企業、宗教団体、労組であったり、個人投資家レベルの資金力程度ではゴミ扱いされるのでつき合っても大したメリットがないこと、上客には大手銀行なども含まれていることなどについて紹介されている。

 「第6章 小型株の新規公開株をねらえ!」では、新規公開株の特徴や買いのタイミングなどについて紹介されている。例えば、初値に飛びつかないでお押し目を狙うことや、業績の割に割安で始まった銘柄は魅力的であることなどについて紹介されている。

 「第7章 チャートで見る小型株の買いシグナル」では、チャートからの買いタイミングについて紹介されている。例えば、買いのタイミングとしてV字底をつけたときや、長期にわたって狭いレンジの株価変動を低水準で行ってきたあとで株価が出来高を伴ったとき、下ヒゲをつけての反転状況場面などを挙げている。

 「第8章 チャートで見る小型株の売りシグナル」では、チャートからの売りタイミングや株価が下がるときの特徴などについて紹介されている。例えば、株価が長期移動平均線との乖離が拡大したときには売り時であること、小型株は上がるときも下がるときも速いことなどを挙げている。

 「第9章 小型株をさらにうまく売買するために」では、株価の特性や便利な売買判断手法などについて紹介されている。例えば、株価は上昇、横這り、下落を繰り返しながらもトレンドを描くことや、株価が買われ過ぎか売られすぎかがわかる指標としてストキャスティクスがあることなどを紹介している。

 「エピローグ 500万円を100億円にした小型株作戦」では、株で大儲けした個人投資家の投資手法について紹介されている。例えば、投資する前にその会社を直接見学することや、よく知られている会社ではなくダークホース的な会社に投資を行うことなどについて挙げている。

○ 仕立株になりやすい要素がふんだんにある
 値動きが荒い仕立株は、小型の銘柄が選ばれやすい。短期に急騰するような銘柄は、おおむね仕立株といっても過言ではない。
 仕立の本尊はひそかに株の仕込みをするわけだが、「仕立介入」が表面化した頃は、事前に仕込んだ仕立筋利益確定が始まる。ただ仕上げの局面では、仕立筋は「仕上げの買い上がり」を演出しなければならないので、売りながらも、なおかつ買い上げるという方法をとる。
 そこに、情報をもらった個人投資家の「提灯買い」が集まり、株価は意外高になる。
(プロローグ 小型株はなぜ魅力的なのか)

○ 小型の銘柄にはチャート破りの動きがある
 チャートは株価の動きから将来を予測するのに効能がある。しかし、小型の銘柄では「チャート破り」というべき動きがいくらでもある。そんため、チャート万能主義では戦えないので売買作戦には注意が必要である。
 小型株は少しの売買のバランスの違いで株価は暴落、急騰する。すなわち意図的な商いが可能になるので、経験則はあまり活用できなくなる。
 ある材料や意図的な売買があればいきなり動く。その点では、ウソがつけない「出来高」の動きに注目して、機械を狙うのがよい。こうすれば儲けの確立が飛躍的に上がる。出来高が増えて株価が上がりだせば、明らかに人気化して売買参加者が多くなり、売りよりも買いの方が多いということになる。いわば相場の強弱感と資金力との戦いになるわけだ。
 小型株では、ある日、いきなりストップ高になることがある。さらに、それが連続することもある。うまくすればそのハプニングの恩恵にあずかれる。
(プロローグ 小型株はなぜ魅力的なのか)

○ 店頭銘柄は動き出すと速い
 小型銘柄の中でも、店頭銘柄は発行株数が少ないので、動き出すと速い。ストップ高はいつでもするし、連続のストップ高もある。
 このような銘柄には個人投資家だけではなく、機関投資家や外資系、証券ディラーも参加してくることが多い。もちろん、出来高に厚みを持たせたあとでの出動になるが、彼らの売買のスタンスは個人投資家のデイトレードんにも勝る速さなので、油断はできない。前場で買って後場に売ってくるのは日常茶飯事である。
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 店頭銘柄の良いところは、東証一部のようにアメリカの株価の動きに左右されて、株価が変動することが少ないということだ。
 東証一部の銘柄がいかに下がっても、店頭銘柄などは十連勝ということがあり得る。もちろん、市場全体の動きにまったく影響されないということではないが、個別性による変動のほうが確立が高い。
 その点では、純然たる個別銘柄の事情で株価が変動するので、株式投資の作戦が立てやすい。
(プロローグ 小型株はなぜ魅力的なのか)










                                                             第1章 →
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