個人投資家のための「小型株」で賢く儲ける方法(第1章 小型株はなぜ儲かるのか)

小山 哲 (著) 2003年11月


○ 1.小型株はいつでも動いている
 小型株とは発行株式数が6000万未満の銘柄をいう。
  ・
  ・
  ・
 これらの銘柄の動きの特徴は、TOPIX(総合指数)、日経平均株価とあまり連動しないで、銘柄特有のファンダメンタルズや材料で上下することだ。
 大・中型の銘柄は、銀行や年金資金、機関投資家、外人などの持ち株が多いので、持ち合い解消や景気動向、ニューヨーク市場の動きに大きな影響を受ける。もっとも、小型の銘柄も全く受けないわけではないが、比較的独自の動きをする傾向が強い。
  ・
  ・
  ・
 平均株価が下落一辺倒では株式投資のチャンスが少ないが、それでも上がる株が比較的多いのが「小型株市場」である。資金が少ない個人投資家でも大きなチャンスがあるのだ。
(弟1章 小型株はなぜ儲かるのか)

○ 4.小型株は銀行の持ち合い解消売りなどが少ない
 株価上昇の頭を押さえているものの一つに「銀行の持ち合い解消売り」や「年金代行返上の売り」があるが、これらの銘柄の大半は中型のハイテク関連や大型株で占められている。
 株価が上がって、調整を余儀なくされるのは、これら「持ち合い解消の売り」が株価の頭を押さえるからである。そのため、大型株は上がっても一気には行かないし、頭を抑えられるので高値を追うには強力な思いが必要になる。
 これに比べて、小型の銘柄は若干の持ち合いがあってもたいしたことはない。
(弟1章 小型株はなぜ魅力的なのか)

○ 6.全体相場が下降しても上がる銘柄が数多くある
 小型株は大きな資金を必要としないので、市場に大量の資金が流れ込まないときでも、株価が上がる傾向がある。
 日経平均が下落し、安値を更新していたときでも、小型株指数が上がることが多々ある。これが小型株は売買チャンスが多いという理由である。中・大型株にはない魅力である。
  ・
  ・
  ・
 小型化の上げ下げは意外とリズムがあるので、日足のチャート集を活用してタイミングを計るのがよい。
  ① 買いは「押し目」に徹する
  ② 上がったら早めに売り逃げる
 この方法を繰り返せば、成果は必ず良くなる。
(弟1章 小型株はなぜ魅力的なのか)

○ 7.仕立筋が動かしやすい
 株価は業績を背景にして上がるのが基本だが、業績が悪くても上がることがある。仕立筋の絡んだ思惑的な買いが生んだ相場である。業績が悪くても、何かの上げ材料がきっかけになって上がることは多々ある。
 このような株価の動きでは、その初動期であれば乗っても危険は少ない。デイトレードが好きな人なら、株価の勢いを見ながら素早い売買で利益を獲得するチャンスが出てくる。
  ・
  ・
  ・
 小型株で儲けるには機敏な動きが要求される。買うのも投げるのも決断が要求される。多くを望むあまり、目算の狂いで暴落に合うこともある。だから、欲張りであってはならない。
(弟1章 小型株はなぜ魅力的なのか)

○ 8.一つの材料でストップ高もある
 大企業と違って小型の会社は、一つの新製品の開発メリット、新しい受注の成功などで業績は驚くほど上下する。
 そのため、大企業では大したインパクトのないニュースでも、小型の会社には極端な反応になり、株価は急騰しやすい。これが小高株の魅力である。
  ・
  ・
  ・
 材料で動く小型の銘柄は、日替わりのように出没する。
  ・
  ・
  ・
 材料が出そうな会社は、日頃からこまめに情報を集めてチェックしておくと、大きなチャンスに恵まれる可能性大だ。
(弟1章 小型株はなぜ魅力的なのか)

○ 9.小型株の動きは業績に正直である
 大型株などでは、業績が回復しても相場環境によって株価に無反応な例が少なくない。それに対して、小型株は業績への反応が正直である。ということは、未発表のデータ次第で大化けするということでもある。
 「増額修正」などがあれば、株価は直ちに飛ぶ。この動きがこたえられないのだ。「株はファンダメンタルズだけでは動かない」などといわれるが、小型株に関してはその可能性が少ない。なにしろ、仕立筋や投資家が虎視眈々と上げのタイミングを狙っているので反応しやすいのだ。わずかな買いがあれば売買のバランスが崩れて急騰する。急騰は更なる買いを呼び込み、次の急騰に結びつく。だからこそ、短期間で大儲けできる。
 投資しようとする会社について、日頃からつき合いがあり、商品などについての興味があれば、売買のタイミングをつかみやすい。
(弟1章 小型株はなぜ魅力的なのか)










← プロローグ                                                    第2章 →
トップページ