個人投資家のための「小型株」で賢く儲ける方法(第5章 仕立筋の内情を知っておこう)

小山 哲 (著) 2003年11月


○ 1.仕立筋の命運は会員数が握っている
 仕立筋といっても、だいたいは財務省から認可を受けた投資顧問業が裏で暗躍している。彼らは、独自に株式投資で儲けるのが主な事業ではない。お金持ちから個人の零細投資家まで、数多くの会員を獲得して、顧問料を得るのが目的である。
 この業態の収入源は、銀行や企業、宗教団体、労組など、資金が集まるところならどこにでもある。仕立戦で、ときには宗教団体や不動産関連の資産家の買いがささやかれるのも、仕立筋が相場の仕上げに使うときの情報戦の一つである。
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 株の世界では、個人投資家が「おいしい情報をもらえる」という幸運はありえないということを知ってほしい。
(弟5章 仕立筋の内情を知っておこう)

○ 3.投資顧問が大事にする客、しない客
 もともと、個人投資家の会員が100万円や200万円の会員料を納めたとしても、法人会員の多額の会員料に比べれば、ゴミに等しい(言い過ぎかもしれないが)。
 個人投資家のレベルの資金力では、投資顧問とつき合っても大したメリットはない。
 だから個人投資家は、投資顧問などからの情報に頼らないことだ。会費を支払うくらいなら、「自分で投資判断すべきだ」と私は言いたい。
(弟5章 仕立筋の内情を知っておこう)

○ 6.仕立本尊は初期段階での情報は公開しない
 仕立株を手がける本体は、株価形成の初期の段階では絶対に銘柄情報や株価目標を明らかにしない。
 静かにわからないように相場をつくり始める。本尊側の仕込みが終わるまでは情報が漏れないことが仕立筋の最重要作戦なのである。
 仕込みが終わった段階で、はじめて情報が表面化する。その場面で株価は一気に上がる。
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 株の世界には、「知ったらおしまい」という格言があるが、仕立戦は「仕立株として認知された」段階で終わるのだ。
(弟5章 仕立筋の内情を知っておこう)

○ 8.銀行が上客というのは本当か?
 投資顧問の上客には大手銀行など金融機関も含まれているという話がある。これは当の金融機関も投資顧問業も明らかにはしないし、できないが、あり得る話ではある。
 事実、それを「当たり前のこと」と豪語する投資顧問会社の幹部もいる。仕立株と投資顧問業、そのお客の金融機関。あり得る構図である。なにしろ、巨額のお金が動くので手数料も莫大になる。
(弟5章 仕立筋の内情を知っておこう)










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