個人投資家のための「小型株」で賢く儲ける方法(エピローグ 500万円を100億円にした小型株作戦)

小山 哲 (著) 2003年11月


○ 投資対象銘柄は二部株か一部半株に絞る
 「小型株」といえば発行株数が6000万株くらいのものです。浮動株が少なければ中型の銘柄であっても、小型株と同じような動きはしますが、やはり小型株の方が明らかにやりやすいのです。私はかつて「佐世保重工業」でそれこそ大儲けをしましたが、同じ造船でも、日立造船、三井造船、石川島播磨などを選んで投資していたら大儲けはできなかったでしょう。
(エピローグ 500万円を100億円にした小型株作戦!)

○ 投資する会社は自分の目で確かめる
 株は、人気化してから買ってもダメなんです。
 私の投資スタンスの特徴は、投資する会社を見に行くことです。
 工場や会社をこの目で見て、「これならば潰れないだろう」というような銘柄を選んで買いますから心配がありません。
  ・
  ・
  ・
 私は、目立たない会社を選んで投資しましたが、少なくとも潰れるような会社を選ぶことはありませんでした。潰れるような会社に投資するのは投資家としては「不勉強」なのです。
(エピローグ 500万円を100億円にした小型株作戦!)

○ もっとも重視するのは経常利益
 株価はその会社の経常利益が減ると予測されるときは必ず下がります。しかし、それが一時的なもので、膿(うみ)を出すためのものあれば、心配することはありません。
 大切なのは、5か年計画というような会社の事業活動の中で、その会社の未来が描けるかどうかということです。
  ・
  ・
  ・
 私が大儲けしたときの21世紀の本命は、情報通信の整備銘柄です。それが「古河電工」「住友電工」「日本板硝子」「フジクラ」などの光通信関連や、それに関する周辺銘柄が動いている要因になるのです。ただし「古河電工」「住友電工」「日本板硝子」「フジクラ」は買わないで、「沖電線」「三菱電線工業」「昭和電線纜」といったダークホースを買うのが、株で大きく儲けるコツなんです。
(エピローグ 500万円を100億円にした小型株作戦!)

○ 将来の好業績銘柄にターゲットを絞る
 将来の好業績銘柄を買う。
 私は徹底して、こう考えるのです。だから、いま大きく動いている銘柄には乗りません。なぜならババをつかまされる公算大だからです。そのようなことがないように、将来の好業績銘柄にねらいを絞るようにすべきだと考えます。
  ・
  ・
  ・
 一口に光関連といっても、光ファイバー企業だけではなく、様々な企業が関わっているわけで、それらをしらみ潰しに探さないと、株で大きくお金を増やすことなんてできません。
 投信や、ディラー、外人、機関投資家が関わっていない銘柄の中には、光ファイバー関連銘柄は相当数あります。悔しかったら、四季報を見てください。それで、その会社に行って見るんです。そうすると、会社の活気や将来の考え方がわかります。従業員に聞いたっていいんです。そこまでやって「砂の中のダイヤモンド」を探すのです。
(エピローグ 500万円を100億円にした小型株作戦!)

○ トップの考え方を知る
 その会社が今後伸びるのか、それともダメになるのかは、社長、すなわちトップの資質によるところが大きいのです。あの雪印乳業の前社長は経理畑の人でしたが、数字のことはわかっても、現場ではどのようなひどい仕事が行われていたかを掌握できていなかったのです。だから、あの直後の処理も誤り、問題を大きくしてしまいました。食品会社としての世間的信用、取引先の信頼を失ったのです。
(エピローグ 500万円を100億円にした小型株作戦!)

○ 毎日の株価の足は自分で描く
 株価の動きの細かな波動まで感じ取るには、手持ちの銘柄でも、これから買う銘柄でも、毎日の値動きをグラフに自分で記録するのがよいのです。なぜならば、本屋さんで売っているチャートブックを見ると、自分がつけるのとでは、「実感」が異なるからです。
  ・
  ・
  ・
 継続的に「足」をきちんと追うことで、株価の動きの急変や傾向をつかむことができます。
 慌てて売ったり買ったりする人は、これをやってないから儲からないのです。なんとなく勢いや値動きはわかっても、「足」をつけていないからいまいち「正確さ」に欠けるのです。これでは大切なお金を投資しても、成果はなかなか上がりにくいものです。
(エピローグ 500万円を100億円にした小型株作戦!)

○ 「デイトレード」はやらない
 私は、今はやりの「デイトレード」みたいな忙しい売買手法はとりません。インターネットの掲示板などを見ていると、「850円で買って900円で売った。大成功! またやるぞ」なんてのが多く見られますが、実は、私も「儲からなかった時代」には短期の売買を繰り返していました。しかし、それでは売買の回数ばかりが多くなり、儲けたり、損したりの繰り返しでした。結果的には儲かるどころか、トータルでマイナスだったのです。
 そこで、「株は売買を優先しないで、貯株というのか。安いときに買って増やしていく」ことに徹することにしたのです。
(エピローグ 500万円を100億円にした小型株作戦!)

○ 証券マンは情報源としてだけ活用する
 証券会社は、投資家がどんどん売買を繰り返してくれることが重要なのです。証券営業マンには「手数料を増やさなければ」という気持ちが強くあるので、売買を繰り返したいのです。それに乗ってはいけません。
 また、公募増資や新規上場などもあり、これが証券マンの営業活動をおかしくしています。たとえば公募増資では、できるだけ高い株価で募集するために、株価を高くするための動きをそれとなくやります。ということは、お客に買わせる必要が出てくるのです。そのため様々な材料を駆使して口説きにかかります。
 新規上場では、できるだけ株価が高値をつけるように、様々な工作も内々で行います。これをしないと他社や外資に幹事証券の立場を奪われます。
  ・
  ・
  ・
 株式投資は自己責任でやるものです。そのためには、「この銘柄は、いまは大したことはないが、近い将来、間違いなく伸びる」という確信を持てるような投資スタンスで仕込んでください。それが小型株で大きく儲けるコツです。
(エピローグ 500万円を100億円にした小型株作戦!)










← 第9章                                                             
トップページ