個人投資家は500円以下の割安・成長株で儲けよう!(PART4 四半期決算から割安・成長銘柄を選ぶ)

犬丸 正寛 (著), 喜多 弘樹 (著), 内藤 俊雄 (著) 2006年4月


○ 株価を3か月ごとにチェックできる – 1.なぜ四半期決算で株価を読むのか
 昔の企業決算の公表は年1回の決算で発表は3月期に集中していました。投資の妙味は、企業の利益成長が予想され、PERが割安な株式に期待をかけて投資することになります。企業の利益成長が期初の予想よりさらに高くなった場合は、決算後の株価高騰も期待できます。成長株投資の神髄が1株当たりの利益の成長であることは、PART3のPER投資で述べたとおりです。
 しかし、期初に想定した経済成長、金利動向、原材料の市況、為替相場が想定通りに推移するとは限りません。
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 このような企業決算数字の急変をもう少し短期で知ることが出来れば株主リスクは相当軽減されるはずです。そこで企業決算も本決算(12カ月決算)から中間期決算(6カ月決算)さらに、四半期(3カ月決算)と改善されてきました。
(PARA4 四半期決算から割安・成長銘柄を選ぶ)

○ 四半期決算と株価動向 – 2.投資のための決算数字はここを押さえる
 企業もIRを重視するようになりましたので、スーパーなどは月ごとに売上高、来店顧客数、顧客の購買単価などを公表しています。また、百貨店の売上高は新聞紙上で公表されていますので、四半期決算を待たずに業績動向がつかめます。前述しましたが、円高や円安に敏感に反応する企業のリストを作っておき、円高局面では、電力・ガス、円安局面では、自動車、電機、精密が値上がりしますのでリストから投資銘柄を選ぶのも有力な投資手段です。
(PARA4 四半期決算から割安・成長銘柄を選ぶ)

○ きっかけはゴールドマンサックスのレポート – 4.中国株・インド株は有望な投資か
 2003年は中国株が株式市場で注目され「第4次ブームの中国株」として燦然と輝きましたが、04年後半からインド株がブームとなり新興国の株式としてスター的存在となりました。
 このブームのきっかけを作ったのは、ゴールドマンサックス証券が03年秋に出した投資家向けレポート。BRICs(ブラジル、ロシア、インド、中国の頭文字を取った造語)のGDPは2004年までに先進6か国に追いつき、50年のGDPは中国、米国、インド、日本、ブラジル、ロシアの順になるだろうと予想したのです。
(PARA4 四半期決算から割安・成長銘柄を選ぶ)

○ 減損会計のシグナル – 5.減損会計は株価にどう影響するか
 2006年3月決算時に「あれっ、A社は黒字の予想だったのに、なぜ赤字になったの?」という投資家が現れるかもしれません。実は06年3月期から「減損会計」が義務づけられるからです。
 減損会計とは不動産や建物・設備(機械設備、運搬具、知的財産、のれん代などが含まれます)などの固定資産が帳簿価格で回収できない可能性が高くなった場合、簿価を回収可能な金額まで減額させてその差額を損失に計上する会計制度です。
 ただし、不動産会社が所有する「販売用不動産」については、すでに03年3月期から減損会計が義務づけられていますので減損会計の影響は受けません。
 また、減損会計は「時価会計」と混同されがちですが、時価会計は資産と負債を期末で時価評価し財務諸表に反映させるのに対して、減損会計は期末に含み益が出ても財務諸表に反映はさせません。
(PARA4 四半期決算から割安・成長銘柄を選ぶ)

○ 大損しないための堅実な方法 – 6.失敗しない売りのテクニック10%転換法とは?
 株は、買ってみるとなかなか手放すのが難しいものです。2000円で買った株が1800円に下がる。もうダメかな? と思って翌日になると1900円に戻っている。よしよし、と思ったものの次の日には1700円に下がるといったことの繰り返しです。
 次の投資で損をしないために早めに利食ってところ、株価は買値の2倍にまで上がったということもよくあるケースです。このように人間の心理を裏切るのが株の本質です。これに負けない方法として10%転換法というのがあります。
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○ マクロの悪材料は持続する – 7.「割安低位株」が下落したらどうする?
 株式は売りをマスターすれば投資家として一人前だといわれます。割安低位株が不幸にして下がってしまった場合、我慢しても持ち続ければいいのか、あるいは、損切りすべきなのかといった問題が出てきます。
 こうしたケースでは、冷静になって考えることがまず大事です。個別企業の業績が変化しない場合でも相場が下降した場合は「つれ安」という現象が起こります。その場合は、投資時期が間違っていた恐れもあります。相場全体が下がっているときは、個別の銘柄に買い材料があっても上がらないケースが多いのです。
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