株式投資で損をしない会社を見抜く方法(第1章 危ない会社の見抜き方)

高橋 要 (著) 2009年2月

  目 次
 第1章 危ない会社の見抜き方
  1. 危ない会社を見抜くべき理由 - 第1節 危ない会社が示すサイン
  2. 株式投資で危ない会社を見抜く - 第1節 危ない会社が示すサイン
  3. 危ない会社が示すサイン - 第1節 危ない会社が示すサイン
  4. 会社が潰れる典型パターン - 第1節 危ない会社が示すサイン
  1. 有価証券報告書とは - 第2節 何を見ればよいか?
  2. 有価証券報告書の構成 - 第2節 何を見ればよいか?
  3. その他情報源 - 第2節 何を見ればよいか?
 第2章 ヒトから危ない会社を見抜く方法
  1. 社長に経営能力はあるか? - 第1節 社内から示されるサイン
  2. 後継者はいるか? - 第1節 社内から示されるサイン
  3. 経営陣に問題はないか? - 第1節 社内から示されるサイン
  4. 社員の動きに問題はないか? - 第1節 社内から示されるサイン
  1. グループ会社に問題はないか? - 第2節 社外から示されるサイン
  2. 取引先に問題はないか? - 第2節 社外から示されるサイン
  3. 銀行との関係に問題はないか? - 第2節 社外から示されるサイン
  4. 監査意見に問題はないか? - 第2節 社外から示されるサイン
 第3章 モノから危ない会社を見抜く方法
  1. 商品は陳腐化していないか? - 第1節 商品から示されるサイン
  2. 価格競争に陥っていないか? - 第1節 商品から示されるサイン
  3. 過剰在庫になっていないか? - 第1節 商品から示されるサイン
  4. 設備投資は過大でないか? - 第1節 商品から示されるサイン
  5. 市況や規制の悪影響はないか? - 第1節 商品から示されるサイン
  6. 偶発的事故や訴訟はないか? - 第1節 商品から示されるサイン
  1. オフィスや工場は過大でないか? - 第2節 不動産から示されるサイン
  2. 主要な不動産を売却してないか? - 第2節 不動産から示されるサイン
 第4章 カネから危ない会社を見抜く前提
  1. 決算書とは - 第1節 決算書とは?
  2. 決算書の使い方 - 第1節 決算書とは?
  1. 貸借対照表とは - 第2節 貸借対照表とは?
  2. 貸借対照表の並び方 - 第2節 貸借対照表とは?
  3. 資産の内訳 流動資産 - 第2節 貸借対照表とは?
  4. 資産の内訳 固定資産・繰延資産 - 第2節 貸借対照表とは?
  5. 負債の内訳 - 第2節 貸借対照表とは?
  6. 純資産(資本)の内訳 - 第2節 貸借対照表とは?
  7. 資産・負債・資本の別の呼び方 - 第2節 貸借対照表とは?
  1. 損益計算書とは - 第3節 損益計算書とは?
  2. 損益計算書の並び方 - 第3節 損益計算書とは?
  3. 営業損益計算 - 第3節 損益計算書とは?
  4. 営業外損益計算 - 第3節 損益計算書とは?
  5. 特別損益計算 - 第3節 損益計算書とは?
  6. 貸借対照表と損益計算の関係 - 第3節 損益計算書とは?
  1. キャッシュフロー計算書とは - 第4節 キャッシュフロー計算書とは
  2. なぜキャッシュフローなのか? - 第4節 キャッシュフロー計算書とは
 第5章 カネから危ない会社を見抜く方法
  1. 決算書を読み解く3つの視点 - 第1節 財務分析を上手く行うコツ
  2. 比率分析と実数分析 - 第1節 財務分析を上手く行うコツ
  3. 4つの比較法 - 第1節 財務分析を上手く行うコツ
  1. 経済性の分析フレームワーク ~収益性、生産性、効率性 - 第2節 経済性を分析する!
  1. 売上や収益は上がっているか? ~売上高、収益 - 第3節 収益性を分析する!
  2. 売上高は費用を上回っているか? ~損益分岐点分析 - 第3節 収益性を分析する!
  3. 資本を活用して儲けているか? ~総資本経常利益率 - 第3節 収益性を分析する!
  4. 利益はしっかり出ているか? ~売上高利益率 - 第3節 収益性を分析する!
  5. 株主にとって利益は出ているか? ~自己資本利益率(ROE) - 第3節 収益性を分析する!
  6. 営業費用は多すぎないか? ~売上原価率、売上高販管費率 - 第3節 収益性を分析する!
  7. 金融費用は多すぎないか? ~売上高金融費用率、売上高支払利息率 - 第3節 収益性を分析する!
  1. 労働生産性は落ちていないか? ~労働生産性、労働分配率 - 第4節 生産性を分析する!
  2. 資本生産性は落ちていないか? ~資本生産性、設備資本生産性 - 第4節 生産性を分析する!
  1. 資本は有効に活用されているか? ~総資本回転率 - 第5節 効率性を分析する!
  2. 流動資産の活用に問題はないか? ~流動資産回転率、売上債権回転率 - 第5節 効率性を分析する!
  3. 売上債権の回収に問題はないか? ~売上債権回転日数 - 第5節 効率性を分析する!
  4. 在庫の回転に問題はないか? ~棚卸資産回転率 - 第5節 効率性を分析する!
  5. 設備投資の回転に問題はないか? ~固定資産回転率 - 第5節 効率性を分析する!
  1. 現金は不足していないか? ~手元流動性 - 第6節 安全性を分析する!
  2. 短期の負債は大きすぎないか? ~流動比率、当座比率 - 第6節 安全性を分析する!
  3. 長期の資産は大きすぎないか? ~固定比率、固定長期適合率 - 第6節 安全性を分析する!
  4. 自己資本は不足していないか? ~自己資本比率 - 第6節 安全性を分析する!
  5. 借金は大きすぎないか? ~負債比率、負債倍率 - 第6節 安全性を分析する!
  1. 売上・収益・利益は伸びているか? ~売上高成長率、利益成長率 - 第7節 成長性を分析する!
  2. 利益率や生産性は伸びているか? ~売上高利益率の変化、生産性の変化 - 第7節 安全性を分析する!
  1. キャッシュフローは出ているか? ~営業、投資、財務CF - 第8節 キャッシュフローを分析する!
  2. キャッシュフローは問題ないか? ~CFマージン、会計発生高、有利子負債CF倍率 - 第8節 キャッシュフローを分析する!
 第6章 危ない会社を見つけたら
  1. ファンダメンタルズからのサイン - 第1節 いつ売ればよいか?
  2. バリュエーションからのサイン - 第1節 いつ売ればよいか?
  1. 損切りは素早く - 第2節 売るときの心構え
  2. 危ない会社を見抜く方法 - 第2節 売るときの心構え
 第7章 危ない会社の事例に学ぶ
  第1節 昭栄化工
  第2節 NOVA
  第3節 アーバンコーポレイション

 「第1章 危ない会社の見抜き方」では、危ない会社を見抜くためのポイントなどについて紹介されている。例えば、危ない会社はお金を返せなくなって倒産することや、ヒト・モノ・カネに危ないサインが現れることなどが紹介されている。また、有価証券報告書はあらゆる情報が詰まっているため、危ない会社を見抜くために非常に有益であることも紹介されている。

 「第2章 ヒトから危ない会社を見抜く方法」では、ヒトから危ない会社を見抜くためのポイントなどについて紹介されている。例えば社長や経営陣、監査や経理責任者、社員や取引先などに問題がないかをチェックすることで、危ない会社の兆候をキャッチできることを挙げている。

 「第3章 モノから危ない会社を見抜く方法」では、モノから危ない会社を見抜くためのポイントなどについて紹介されている。例えば在庫や設備投資などに問題がないか、偶発的事故や訴訟が起きていないか、主要な不動産を売却していないかなどをチェックすることで、危ない会社の兆候をキャッチできることを挙げている。

 「第4章 カネから危ない会社を見抜く前提」では、決算書の役割とそれを構成する貸借対照表、損益計算書、キャッシュフロー計算書などについて紹介されている。例えば、貸借対照表は会社の財政状態を表していることや損益計算書は利益あるいは損失の内訳を表したもの、キャッシュフロー計算書はキャッシュの増減のみを表したものであることなどが説明されている。

 「第5章 カネから危ない会社を見抜く方法」では、決算書を用いて会社を経済性(さらに、収益性、生産性、効率性に分ける)、安全性、成長性の3つの視点から分析することで危ない会社を見抜くことができることについて紹介さている。また、粉飾決算や株価の値下がりから危ない会社の兆候を見抜くことについても取り上げている。

 「第6章 危ない会社を見つけたら」では、危ない会社のサインを見つけた場合やその会社の株を持っている場合の対処法や、経済性・成長性の視点から危ないサインを見つけた場合の対処法について紹介されている。例えば、危ない会社の株を持っていたら損失が出る場合でも売却するべきであることを説明している。

 「第7章 危ない会社の事例に学ぶ」では、倒産した昭栄化工やNOVA、アーバンコーポレーションの事例を基に、危ない会社の特徴について紹介されている。例えば、昭栄化工は在庫や社長に問題があったことやNOVAは監査法人と監査役が辞任していたことや過剰な広告宣伝費、売上債権回転日数が伸びていたことなどを挙げている。

1.危ない会社を見抜くべき理由 - 第1節 危ない会社が示すサイン
 ※ 儲けるだけが株式投資ではない
 株式投資をするときは、会社が潰れる危険がないかどうか、つまり「安全性」をしっかり調査することが欠かせません。
 どんなに経済性や成長性が良くとも、その裏側で倒産の危険を抱えているような会社は、株価が大きく下落する可能性があるからです。
(第1章 危ない会社の見抜き方)

2.株式投資で危ない会社を見抜く - 第1節 危ない会社が示すサイン
 ※ 優れたプロ投資家は安全性を重視する
 いわゆる機関投資と呼ばれるプロ投資家の世界でも、安全性の分析は当たり前に行われています。行わない人はいないといってもいいでしょう。

 ※ 儲かる会社も見抜けるようになる
 危ない会社を見抜けるようになると、不思議と儲かる会社も見抜けるようになってきます。なぜなら、会社は、収益性が低下して儲からなくなったときに安全性が低いと、すなわち大きな借金を抱えていると、利子が返せなくなって倒産するからです。そんな状態になるには、ヒト・モノ・カネの面で必ず理由があります。裏を返せば、余計な借金を抱えずに収益力がある会社は儲かることになります。
(第1章 危ない会社の見抜き方)

3.危ない会社が示すサイン - 第1節 危ない会社が示すサイン
 ※ 支払い能力が倒産の直接の原因
 倒産した会社を見ると、必ずと言っていいほど、その直前に支払い不能に陥っています。人から借りた金を返せなくなったときに、会社は存続できなくなります。そうなった理由が、売上不振や投資焦げ付きなのです。
 それまでは、たとえ赤字でも会社は存続します。世の中に、業績が赤字でも活動している会社は沢山あります。きちんと返すものを返していれば、一時的に赤字であっても、会社は活動を続け、業績回復を目指します。
 逆に、お金を返せなくなると、たとえ黒字でも倒産します。これを「黒字倒産」といいます。

 ※ 企業は人なり、物なり、金なり
 危ない会社のサインも、この「ヒト」「モノ」「カネ」それぞれに現れてきます。
(第1章 危ない会社の見抜き方)

4.会社が潰れる典型パターン - 第1節 危ない会社が示すサイン
 ※ ヒト→モノ→カネの悪循環
 危ない会社のサインは、ヒト、モノ、カネに顕れますが、最終的には、「現金」が手元にあるかどうかというカネの形で症状が顕れます。
(第1章 危ない会社の見抜き方)

1.有価証券報告書とは - 第2節 何を見ればよいか?
 ※ 基本は有報
 株式投資の基礎資料は、なんといっても「有価証券報告書(有報)」です。
  ・
  ・
  ・
 有報には、決算書をはじめ、会社の概況、営業の状況、設備の状況などあらゆる情報が詰まっています。
 株式投資では、決算書に載っているカネ関連の情報だけでなく、会社を作り動かしているところのヒト、モノの情報もしっかり分析しなければなりません。有報はヒト、モノ、カネの情報を統合して提供してくれる資料です。
(第1章 危ない会社の見抜き方)

2.有価証券報告書の構成 - 第2節 何を見ればよいか?
 ※ 有報の構成
 有報は、第1部の「企業情報」と第2部の「提出会社の保証会社等の状況」に大きく分かれ、最後に監査報告書が付きます。主要な情報は、7つに分かれた第1部に詰まっています。
 第1「企業の概況」には、過去の主要な経営指標の推移、従業員の状況などが載っています。
 第2「事業の概況」には、生産・受注及び販売の状況、研究開発活動などが載っています。
 第3「設備の状況」には、設備投資の概要、設備の新設除去等の計画などが載っています。
 第4「提出会社の状況」には、株式等の状況、役員の状況などが載っています。
 第5「経理の状況」には、連結財務諸表と個別財務諸表が載っています。
(第1章 危ない会社の見抜き方)

3.その他情報源 - 第2節 何を見ればよいか?
 ※ 会社作成資料
 今や、会社情報はインターネットで大概が手に入ります。会社作成資料を見るには、会社のホームページのIR(投資家情報)パートにアクセスするとよいでしょう。
 「IR情報」には様々なものがあります。代表的報告書としては、有報、決算短信、事業報告書、マニュアル・レポートがあります。その他、会社によって様々な内容が公開されています。
(第1章 危ない会社の見抜き方)











                                                             第2章 →
トップページ