株式投資で損をしない会社を見抜く方法(第6章 危ない会社を見つけたら)

高橋 要 (著) 2009年2月


1.ファンダメンタルズからのサイン - 第1節 いつ売ればよいか?
 ※ 安全性分析からのサイン
 企業ファンダメンタルズの「安全性分析」によって危ない会社のサインを見つけたら、原則として、その会社の株式は買ってはいけませんし、持っていたらできるだけ早く売るべきです。
 会社の状態が倒産に近づくできるだけ前に売却しましょう。たとえ、株価が下落していて損が膨らんでいても、回復見込みのない危ない会社の株は損切りして早く手放すべきです。

 ※ 経済性・成長性分析からのサイン
 売上や利益率が落ちて収益性が悪化した、回転率が低下して効率性が落ちた、生産性が落ちている、成長性が見られないなどの「経済性分析」「成長性分析」からのサインの場合には、それが一時的なものなのか、倒産に結びつくものなのかを判断しなければなりません。危ない会社の損益パターンで見たように、営業利益が出ている間は問題は大きくありません。経常利益、当期純利益が赤字になっていたらその原因によって対応を判断しましょう。
 危ない会社は、最終的には支払ができなくなって潰れます。経済性の悪化が、支払能力の著しい低下といった安全性の問題につながるのかどうかが肝心です。
 キャッシュフローを分析することでこれらがよく見えてきます。

 ※ ヒト、モノからのサイン
 ヒト、モノからのサインも同様です。ヒトからのサイン、モノからのサインが、支払能力の著しい低下といった安全性の問題につながるかどうかが肝心です。
 支払い負担の増加と現金の不足に陥る前には、必ず会社はその兆候を示します。各種分析によって、どれだけ早くそのサインを見つけ出すかが危ない会社を見抜くためには重要なのです。
(第6章 危ない会社を見つけたら)

1.損切りは素早く - 第2節 売るときの心構え
 ※ 危ない会社を見抜いても売れないのが人間
 人間は株価が下がっている株をなかなか売れないものです。
 相場の格言で「もうはまだなり、まだはもうなり」というものがあります。人間は損をするのが嫌いです。まだ売らなくても大丈夫だろうと思って売らないでいると、株価がどんどん下がっていって、本当はもう売るべきだったと後悔することが多くあります。
(第6章 危ない会社を見つけたら)











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