3万円ではじめるネット株(第7章 次のステップに進もう)

                                      ノマディック (著) 2005年1月


○ 株式市場を動かす要因
 市場全体に影響を与える要因としては、「景気」「金利」「外国為替」「海外マーケット」「政治」などがあります。
 キャピタルゲインを得るためには、「安く買って高く売る」ことが大切でした。市場参加者はだれもがそう考えていますので、人より早く動こうとします。つまり、高くなる前に買おうとするのです。そこで、景気がよくなる少し前、「そろそろ景気がよくなるかも?」というくらいの段階で、株をたくさん買いはじめます。そして、実際に景気がよくなって、少し株価が上がったら、今度は売ってしまします。そこで、「不景気の株高」という現象が見られるのです。
(第7章 次のステップに進もう)

○ 企業は業績がなにより重要
 個別銘柄の株価を動かす要因は、業績(決算)、ニュース、アナリストの分析、などがあります。この中でも、もっとも重要で基本的なものが業績(決算)です。利益をたくさん出して儲かっている企業は株価が上がり、赤字を出している企業は株価が下がる、というのが原則です。
 企業の財務(財産)と業績については、第三者が客観的に評価できるように書かれた報告書が「決算書」です。決算書はいわば企業の「健康診断書」兼「通知簿」のようなものです。本格的に銘柄を分析するなら、決算書の読み方を理解することは欠かせません。
 しかし、決算書について、正しく理解して、正確に読みこなせるようになるには、かなりの知識が必要となり、それを解説するだけで1冊の本になってしまします。
(第7章 次のステップに進もう)

○ 業績・財務情報の探し方
 実物の決算書は、細かく書かれすぎているので、初心者が読み解くのは少しつらいかもしれません。そこで、決算書の中から投資に関連した部分だけをまとめて直してくれた情報を活用しましょう。
 もっとも有名なのは『会社四季報(かいしゃしきほう)』(東洋経済新聞社)『日経会社情報』(日本経済新聞社)の2誌です。これは3か月に1回発行されるもので、上場企業の業績・財務情報がコンパクトにまとめられている他、事業展開に関する分析などのコメントもあり、とても有用です。
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○ 指標分析で「割安株」を探そう
 株式投資には、大きく分けて、「割安株投資」という考え方と「成長株投資」という考え方があります。割安株投資は、指標数値(業績・財務の数字)から見て、その銘柄の本来的な価値を想定します。そして、本来的な価値と比べて割安(相対的に安い)な価格になっている銘柄を探し、それが本来的な価値にあった株価に戻ることを期待して投資するスタイルです。
 一方、成長株投資とは、企業の成長性、将来性を想定し、期待できる成長度が高い銘柄に投資するスタイルです。
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