株で成功するための『会社四季報』徹底活用法(第3章 超コンパクトな「記事」のトクする読み方)

会社四季報編集部 (編集) 2007年3月


○ 2.独特の用語には意味がある
 『四季報』の記事は、限られた文字数で会社の業績・業容をズバリ言い表す必要があります。そのため、重複や冗長な表現を排した、独特の用語、言い回しが登場します。
 一見難しそうな『四季報』用語も、その読解のコツを知ると、投資材料のヒントが得ることができます。特に業績記事と見出しに登場するのが、「増額」「減額」「更新」「底入れ」など業績の動向を一言で表す「決まり文句」です。
(第3章 超コンパクトな「記事」のトクする読み方)

○ 3.投資に役立つ『四季報』用語①
 株式市場はこれから会社の状況がよくなる、悪くなるといった「変化」に反応します。その変化をいち早く予見することが、投資成功の王道中の王道です。そして、変化の「兆し」を見つけるヒントが、『四季報』用語の中には潜んでいます。
 「変化」という観点から注目すべき、「増額」「上振れ」「増益幅拡大」など前号比較でプラスになる用語です。
(第3章 超コンパクトな「記事」のトクする読み方)

○ 5.『四季報』と会社予想の差①
 記者は会社が期初に発表した予想と、その結果の差違を毎年検討しているので、各社の情報開示の「クセ」をよく把握しています。期中に増額(減額)修正することが多い会社もあれば、期初から精度の高い予想を立てる会社もあります。会社予想の数字が信憑性を持つかどうかは、そうした過去の経験則に照らし合わせて判断されます。
(第3章 超コンパクトな「記事」のトクする読み方)

○ 7.材料記事で中期業績を先読み①
 業績記事は原則として今期業績についての解説を書くのに対し、材料記事では中期的な業績や経営に影響を与えそうな材料について書きます。
 『四季報』の材料欄では、いつ、どこに、何の工場を新設するのか、初年度の売上目標、総投資額などの情報をコンパクトにまとめています。中には、現在の業績を一気に急拡大させるようなインパクトを持つ投資もあるでしょう。こうした情報を丹念に読み取れば、ほかの人が気づいていない、自分だけの有望企業が発掘できるかもしれません。
(第3章 超コンパクトな「記事」のトクする読み方)

○ 8.材料記事で中期業績を先読み②
 中には、財務体質がとてもよいのに、これと言って大きな設備投資や研究開発などをしていない企業もあります。たとえば、株主持分比率が80%以上で、有利子負債ゼロ、売上げに対する設備投資が極端に小さい企業がこれに当たります。
 このような企業に対しては、「資産の有効活用が課題」。などとコメントされることがあります。成熟産業に属する企業の中には、昔から安定した操業を続けてきたため、好財務体質で低成長になっている企業もあります。このような企業は、保有資産と比較して株価が割安な場合が多く、投資ファンドなどから買収の対象にされることもあります。割安株投資をするときの参考になるかもしれません。
(第3章 超コンパクトな「記事」のトクする読み方)

○ 10.材料記事は宝の山②
 『四季報』の材料記事は、将来株価を左右する可能性のある事柄を記述しています。すでに実行に移している事柄に限らず、今後、この問題に対して手を打たなければ成長はないといった事柄についても『四季報』では指摘しています。将来に対してどのような経営上の布石を打つべきか、『四季報』記者は、個人投資家である読者になり代わって会社と向き合い、指摘しています。
(第3章 超コンパクトな「記事」のトクする読み方)

○ 11.株式需給の材料はこう読む①
 株式の需給に影響を与える材料のひとつは増資です。増資とは、株式会社が資本金や株主資本を増やすため新株を発行することで、特定の投資家などに新株を発行する第三者増資と不特定・多数の投資家に新株を発行する公募増資などがあります。いずれの増資の場合も発行済み株式数が増え1株当たりの利益が減少するため、株価を引き下げる可能性があります。直接的な増資ではありませんが、転換社債も株式への転換が進めば株数増の要因です。
(第3章 超コンパクトな「記事」のトクする読み方)







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