株で成功するための『会社四季報』徹底活用法(第4章 会社の「財布」の中身は?-「財務」の読み方)

会社四季報編集部 (編集) 2007年3月


○ 2.会社の「財布」はここでチェック
 『四季報』では、【財務】欄で、その会社の最新の決算期末時点における「総資産」、「株主持分」、「株主持分比率」、「資本金」、「利益剰余金」、「有利子負債」を掲載しています。貸借対照表の中でもより重要と考えられる項目です。
(第4章 会社の「財布」の中身は? -「財務」の読み方)

○ 4.資本の効率活用度をチェック
 ROEは株主が出資した株主持分からどれだけ純利益をあげたかを示しており、株主が着目すべき収益性であると言えます。ROAは総資産からどれだけ純利益をあげたかを示します。
 ROAの分母は総資産であるため、その中には他人資本(負債)を含みます。他人資本に対する見返りは支払利子であるため、それが控除される前の段階の利益である「営業利益」を分子として計算し、収益性を分析してもよいでしょう。
(第4章 会社の「財布」の中身は? -「財務」の読み方)

○ 5.設備投資と研究開発で将来を展望
 設備投資の今期予定額が実績を超えている会社、設備投資額が減価償却費を超えている会社は積極的に設備投資を行おうとしている会社と評価できます。予定額が大幅に増加している場合は、既存設備の更新ではなく、新規設備と考えられます。会社のさらなる事業拡大と今後の成長が期待できます。
 設備投資額が減価償却費を上回っていれば、会社は将来の事業拡大に向け自信を持って投資を行っていると言えます。その逆に設備投資額が減価償却費を下回っている場合は、成長が鈍る可能性があります。
(第4章 会社の「財布」の中身は? -「財務」の読み方)

○ 6.投資に役立つキャッシュフロー
 キャッシュフロー計算書は、本業の営業活動で稼いだキャッシュ(営業CF)を投資に回し(投資CF)、その過不足を財務で調整する(財務CF)という構図になっています。ですので、3つのCFを個別に見るのではなく、それぞれの大小関係や過去数年の推移等、多面的に評価することが重要です。
 『四季報』では2期分の「営業CF」、「投資CF」、「財務CF」、「現金同等物」を掲載しています。
(第4章 会社の「財布」の中身は? -「財務」の読み方)







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