投資力を鍛える『会社四季報』実践トレーニングブック(第1章 業績と記事を読んで割安銘柄を見つけよう)

会社四季報編集部 (編集) 2007年6月

  目 次
 第1章 業績と記事を読んで割安銘柄を見つけよう
  1.業績予想修正記号で増額銘柄を探す
  2.今期・来期予想PERで株価の割安・割高を判断
  3.PBR1倍割れの会社は「解散価値」より割安な水準に
  4.会社の今期業績を一言で表す記事「見出し」を活用しよう
  5.業績記事では記者が独自に予想した増額に注目
  6.材料記事から読み取る中期的成長力や相場のテーマ
  7.営業増益率で高成長企業を選び出す
  8.特別損益が大きい場合は「修正最終利益」を活用しよう
  練習問題 ①~⑧
 第2章 好財務で積極還元する企業を発掘しよう
  1.増配で株主に還元する優良企業に注目しよう
  2.配当利回りが高い会社は定期預金より有利なことも
  3.四半期配当実施会社は【配当】欄をよく見よう
  4.時価総額をチェックして規模に応じた値動きを予想する
  5.株主持分比率が低い会社は投資対象に不向きなことも
  6.買収コストを割り出しM&Aの可能性を占う
  練習問題 ①~⑥
 第3章 株式市場の関心事を四季報から読み取ろう
  1.最低購入額から自己資金で買える株がわかる
  2.3年間平均の実績PERで高値・安値のめどを知る
  3.四季報独自の分割予想で人気化する株を先回り買い
  4.自己株買いのメリット・デメリット
  5.大株主欄は買い占めやM&Aの予想のヒント
  6.外国人持株比率が高い会社には国際優良銘柄が多い
  練習問題 ①~⑥
 第4章 四季報指標やランキングを徹底活用しよう
  1.四季報指標では業績修正があった中小型割安株に注目
  2.足元がよくなってきている会社がわかる増額修正ランキング
  3.どの業種が狙い目かがわかる業種別業績展望
  4.四季報の独自情報をベースにした「巻末ランキング」
  練習問題 ①~④
 第5章 相場循環に応じた有望銘柄選択法
  1.底値から高値への相場環境に合わせた銘柄選び
  2.初期相場① 成長株で利益成長の波に乗る
  3.初期相場② 小型株は好材料への反応が敏感
  4.中期相場① 大型株は先高期待が高まった時の牽引車
  5.中期相場② 景気敏感株は景気回復期に力強く上昇
  6.中期相場③ テーマ性が高いのに割安な人気割安株
  7.後期相場① 増益で財務も健全な出遅れ割安株
  8.後期相場② 低位株は業績好転で大化けする
  9.調整相場① 下げに強いのはディフェンシング銘柄
  10.調整相場② 信用売り残が急増した好取組銘柄の買い戻し
  11.調整相場③ 材料株は相場軟調局面で逆行高も
  練習問題 ①~⑪
 第6章 会社四季報のここを見て株価上昇要因を先取りしよう
  1.四季報独自の上方修正は会社予想より確度が高いことも
  2.増配銘柄を四季報独自予想で先回り買い
  3.効果が多様な株式分割は株価上昇につながることも
  4.自己株買いは株主還元策で株価が上昇することも
  5.一部市場への指定替えは買い要因につながることも
  6.充実したIRをしている会社は個人投資家に根強い人気
  7.M&Aに際しては買われる会社も買って業容拡大する会社も要注目
  練習問題 ①~⑦
 第7章 会社四季報のここを見て株価下落要因を先取りしよう
  1.四季報は会社側より早く減額修正が出せる
  2.危険度を読み取って投資に不適正な企業をふるい落とす
  3.株式売却が困難になる上場廃止はここでチェック
  練習問題 ①~③
 第8章 四季報チャートを上手に使いこなそう
  1.四季報チャートには四つの情報が詰まっている
  2.横ばいトレンド銘柄の買い時・売り時
  3.上昇トレンド銘柄の買い時・売り時
  4.株価チャートに現れる売りサイン・買いサイン
  5.予想PERの推移を見て割安株を発掘しよう
  練習問題 ①~⑤
 第9章 『会社四季報CD-ROM』や東洋経済オンラインは「宝の山」
  1.『四季報CD-ROM』は膨大な過去データが魅力
  2.『四季報CD-ROM』を使ったスクリーニングの初歩
  3.人気割安株をスクリーニングしてみよう
  4.出遅れ割安株をスクリーニングしてみよう
  5.『株価チャートCD-ROM』は28種類のチャートが魅了
  6.「四季報Web」のコラム、ブログ、最新情報は宝の山
  7.「会社四季報速報プラス」で最新情報を先取り

  「第1章 業績と記事を読んで割安銘柄を見つけよう」では、業績欄や業績記事欄などについて紹介されている。例えば、前号の四季報よりも上方修正した銘柄のチェックポイントや株価と業績から割安か割高を判断するポイント、業績記事欄の見出しで会社の業況がわかるポイントなどについて紹介されている。

 「第2章 好財務で積極還元する企業を発掘しよう」では、配当のことや株主持分比率などについて紹介されている。例えば、増配や高配当利回り、四半期配当実施会社などを確認したい場合のチェックポイントや、安全性の低い会社を避けるためのチェックポイントなどが紹介されている。

 「第3章 株式市場の関心事を四季報から読み取ろう」では、3年間平均の実績PERや株式分割、自己株買いなどのことについて紹介されている。例えば、3年間平均の実績PERを確認することで、株価が上がるのか下がるのかを予想したり、株式分割が増配を伴うケースが多いため株価上昇につながることなどが紹介されている。

 「第4章 四季報指標やランキングを徹底活用しよう」では、四季報指標ランキングなどについて紹介されている。例えば、四季報指標ランキングの活用ポイントや前号と比べて営業利益上方修正率の大きい順にランキングした増額修正ランキングなどについて紹介されている。

 「第5章 相場循環に応じた有望銘柄選択法」では、4つの相場環境に応じた銘柄選びについて紹介されている。例えば、初期相場では成長株に投資する、中期相場では大型株に投資する、後期相場では出遅れ割安株に投資する、調整相場ではディフェンシブ銘柄に投資することなどについて紹介されている。
 
 「第6章 会社四季報のここを見て株価上昇要因を先取りしよう」では、将来、株価が上昇する要因のチェックポイントについて紹介されている。例えば、上方修正銘柄をチェックする、増配予想銘柄をチェックする、株式分割を行う銘柄をチェックすることなどについて紹介されている。

 「第7章 会社四季報のここを見て株価下落要因を先取りしよう」では、将来、株価が下落する要因のチェックポイントについて紹介されている。例えば、減額修正銘柄をチェックする、株主持分をチェックする、本文中に継続疑義の注記が登場するかチェックする、利益剰余金をチェックすることなどについて紹介されている。

 「第8章 四季報チャートを上手に使いこなそう」では、株価チャートを活用して株の買い時、売り時について紹介されている。例えば、ローソク足、移動平均線、出来高、信用残をチェックする、横ばいトレンドや上昇トレンド銘柄の買い時・売り時について紹介されている。

 「第9章 『会社四季報CD-ROM』や東洋経済オンラインは「宝の山」 」では、会社四季報CD-ROMの機能について紹介されている。例えば、四季報冊子に比べて情報量が充実していることや、人気割安銘柄や出遅れ割安株のスクリーニング方法やなどについて紹介されている。

○ 1. 業績修正記号で増額銘柄を探し出す
 四季報では誌面欄外(記事の左右)に「業績予想修正」の矢印を掲載しています。これは、前号の営業利益予想と今号の営業利益予想とを比較して、変化の方向性と修正率を矢印で表示したものです。
 中でも、会社が業績修正を発表しておらず、株式市場でも話題になっていない会社については、株価に業績予想の変化が織り込まれていない可能性があります。その場合には、四季報独自の予想修正を受けて株価が動くこともありえます。
(第1章 業績と記事を読んで割安銘柄を見つけよう)

○ 2.今期・来期予想PERで株価の割安・割高を判断
 現在の株価水準をどのように判断すればよいのでしょうか。そこで活用したいのが、基本的な投資指標の一つであるPER(株価収益率)です。PERとは、株価を1株当たり最終利益(EPS)で割ったものです。すなわち「株価はEPSの何倍まで買われているのか」を表す指標です。
(第1章 業績と記事を読んで割安銘柄を見つけよう)

○ 3. PBR1倍割れの会社は「解散価値」より割安な水準
 PERと並んで、株価が割安か割高かを判断する基本指標の一つに、PBR(株価純資産倍率)があります。PERが期間利益を反映するのに対して、PBRは財務面から株価水準を判断するための指標です。
 PBRが1倍未満ということは、株価が「会社の解散価値」よりも低いということを意味しています。したがって、業績面や財務面に不安要素がないにもかかわらず、市場で人気がないなどの理由でPBRが1倍以下の会社の株価は、割安な水準に放置されていると判断することができます。
(第1章 業績と記事を読んで割安銘柄を見つけよう)

○ 4.会社の今期業績を一言で表す記事「見出し」を活用しよう
 会社四季報の記事は、業績記事(前半)と材料記事(後半)に分かれています。
 業績記事は、原則として今期(業績予想数字の1行目)の業績動向について書いてあります。
 業績記事には、その内容を一言で表す「見出し」がつけられています。この見出しを活用すれば、会社の今期の業績を把握できます。
(第1章 業績と記事を読んで割安銘柄を見つけよう)

○ 6.材料記事から読み取る中期的成長力や相場のテーマ
 四季報の記事は、前半が業績記事、後半は材料記事と呼ばれています。
 株価を左右する要因は、今来期の業績見通しだけではありません。業績以外の株価要因である「材料」も重要です。
 材料記事には、数年後の業績動向にかかわるニュースや、会社が長期にわたって取り組む課題や経営目標、株式需給面での問題など、株価を動かすさまざまな要因が盛り込まれています。
(第1章 業績と記事を読んで割安銘柄を見つけよう)

○ 7.営業増益率で高成長企業を呼び出す
 企業の成長力を見通す際に、まず確認したいのは売上高、営業利益が勢いよく伸びているかどうかです。
 売上高に注目するのは、いつの時代でも売上高の拡大は企業の成長のバロメーターとなるからです。また利益では、本業の儲けを表す営業利益の伸び率が最も大事です。業績記事でも営業利益を中心に記述するのはこのためです。
(第1章 業績と記事を読んで割安銘柄を見つけよう)







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